本邦におけるトランスレーショナルリサーチのあゆみと今後の展望
トランスレーショナルリサーチ(TR:Translational Research)とは,アカデミアや研究機関等の基礎研究から生まれる多くの成果(シーズ)から有望シーズを選抜し,非臨床・臨床試験での検証を通じて新規の医薬品や医療技術として実用化へつなげる(橋渡しする)研究・事業として位置付けられている.近年,ゲノム科学や再生医学等の発展により遺伝子や細胞を用いた新規治療法等の実現へ向けた基礎研究の成果が多く挙がっているが,その大半が実用化されていない.その実用化のためにTRの重要性が認識され,臨床開発の基盤整備とともに,シーズ開発が強力に進められている....
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 2010, Vol.135(5), pp.190-193 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | トランスレーショナルリサーチ(TR:Translational Research)とは,アカデミアや研究機関等の基礎研究から生まれる多くの成果(シーズ)から有望シーズを選抜し,非臨床・臨床試験での検証を通じて新規の医薬品や医療技術として実用化へつなげる(橋渡しする)研究・事業として位置付けられている.近年,ゲノム科学や再生医学等の発展により遺伝子や細胞を用いた新規治療法等の実現へ向けた基礎研究の成果が多く挙がっているが,その大半が実用化されていない.その実用化のためにTRの重要性が認識され,臨床開発の基盤整備とともに,シーズ開発が強力に進められている. |
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ISSN: | 0015-5691 1347-8397 |
DOI: | 10.1254/fpj.135.190 |