免疫組織特異的発現をするARF(ADP-ribosylation factor)の活性調節因子cytohesin-4とcytohesin-1の比較

低分子量GTP結合タンパク質ARFはエンドサイトーシス, ゴルジ間および小胞体を含む細胞内の膜輸送の調節やphospholipaseDの活性化に関わる分子で, 標的分子であるARF-GAP(ARF-GTPase activating protein)およびARF-GEP(ARF-GDP/GTP exchange protein)であるcytohesin familyのタンパク質によって調節を受けている. ARF-GEPはその遺伝子座の異なる3種類のアイソフォームが報告されており, アミノ末端よりcoiled-coilドメイン, Sec7ドメイン, そしてカルボキシル基端のPHドメインから成る共...

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Hauptverfasser: 小笠原正人, Joel Moss, Martha Vaughan, 前山一隆
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:低分子量GTP結合タンパク質ARFはエンドサイトーシス, ゴルジ間および小胞体を含む細胞内の膜輸送の調節やphospholipaseDの活性化に関わる分子で, 標的分子であるARF-GAP(ARF-GTPase activating protein)およびARF-GEP(ARF-GDP/GTP exchange protein)であるcytohesin familyのタンパク質によって調節を受けている. ARF-GEPはその遺伝子座の異なる3種類のアイソフォームが報告されており, アミノ末端よりcoiled-coilドメイン, Sec7ドメイン, そしてカルボキシル基端のPHドメインから成る共通のタンパク質構造を有している. Two hybrid screeningと細胞生物学的解析によりcytohesin-1はインテグリンβ2サブユニットの細胞質ドメインに結合しインテグリンを介した細胞接着機構に関わることが示されている.
ISSN:0015-5691