モルモット胃底のβ_3 -アドレナリン受容体に対する(±)-Propranolol及び(±)-Pindololの作用態度の違いについて

【緒言】β-アドレナリン受容体(β-AR)の非選択的拮抗薬である(±)-Propranolol(Pro)及び(±)-Pindolol(Pin)はiso-propylamino基を有する同一のaryloxypropanolamine構造(-OCH_2 CH(OH)CH_2 NHCH(CH_3 )_2 )を持っている. 今回, 私達は類似した化学構造を有するPro及びPinがモルモット胃底のβ_3 -ARに対して異なる作用を有していることを見出したので報告する. 【方法】モルモット胃底縦走筋標本を作製し, 筋の反応は0.5gの負荷の下, 等尺性に記録したβ_3 -ARを介した弛緩反応は, Aten...

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Veröffentlicht in:日本薬理学雑誌 2001, Vol.117 (3), p.55-55
Hauptverfasser: 堀之内孝広, 辻谷典彦, 小池勝夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【緒言】β-アドレナリン受容体(β-AR)の非選択的拮抗薬である(±)-Propranolol(Pro)及び(±)-Pindolol(Pin)はiso-propylamino基を有する同一のaryloxypropanolamine構造(-OCH_2 CH(OH)CH_2 NHCH(CH_3 )_2 )を持っている. 今回, 私達は類似した化学構造を有するPro及びPinがモルモット胃底のβ_3 -ARに対して異なる作用を有していることを見出したので報告する. 【方法】モルモット胃底縦走筋標本を作製し, 筋の反応は0.5gの負荷の下, 等尺性に記録したβ_3 -ARを介した弛緩反応は, Atenolol(Ate;10^-4 M)及びButoxamine(But;10^-4 M)共存下, あらかじめProstaglandin F_2α (3×10^-6 M)で収縮させておいた標本にβ-AR作用薬を累積的に投与することにより観察した.
ISSN:0015-5691