無拘束下のモルモットにおける咳の測定法の確立とenalaprilの長期投与による咳発症におけるキニン類の関与について

【目的】我々は, モルモットにangiotensin変換酵素阻害薬, enalaprilを長期投与すると, 気道組織においてbradykinin B_1 受容体が発現し, キニン類が受容体を介してcapsaicinミストの吸入による咳発生を増強させている可能性を示唆した(第19回日本炎症学会). 今回は, enalapril単独の長期投与により咳が発症するか否か, この咳発症に及ぼすB_1 およびB_2 受容体拮抗薬の影響について検討した. 【方法】enalapril 3mg/kg/time/dayを1~30日間連続経口投与したモルモットを, animal chamber内に入れ, 頸部で固定...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 平田力也, 奈邉健, 河野茂勝
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】我々は, モルモットにangiotensin変換酵素阻害薬, enalaprilを長期投与すると, 気道組織においてbradykinin B_1 受容体が発現し, キニン類が受容体を介してcapsaicinミストの吸入による咳発生を増強させている可能性を示唆した(第19回日本炎症学会). 今回は, enalapril単独の長期投与により咳が発症するか否か, この咳発症に及ぼすB_1 およびB_2 受容体拮抗薬の影響について検討した. 【方法】enalapril 3mg/kg/time/dayを1~30日間連続経口投与したモルモットを, animal chamber内に入れ, 頸部で固定するか, もしくは無拘束状態とした. cnalaprilの最終投与2時間後より, 30分間隔で咳嚇音の確認および呼吸パターンの解析により咳回数を測定した.
ISSN:0015-5691