モルモット回腸縦走筋のカルバコール収縮に対するパパベリンの収縮抑制と細胞呼吸抑制の相関
非選択的な平滑筋弛緩薬のパパベリンの作用機序は, (1)ホスホジエステラーゼ阻害によるcAMPの増加, (2)ミトコンドリアの呼吸抑制, (3)Ca^2+ 流入の抑制が考えられている. しかし, これらはそれぞれ異なる研究者によって示されたもので3つの機序を同時に比較したものはない. 我々はモルモット回腸縦走筋におけるカルバコール(CCh)収縮におけるパパベリンの抑制とこれらの抑制機序の関与を検討した. 1)ミトコンドリア呼吸活性を表すFPox蛍光および収縮張力の1μM CChによる増加に対して, 1~30μMパパベリンは濃度依存性に両者を抑制し, 両者の相関係数は0.97(P...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 非選択的な平滑筋弛緩薬のパパベリンの作用機序は, (1)ホスホジエステラーゼ阻害によるcAMPの増加, (2)ミトコンドリアの呼吸抑制, (3)Ca^2+ 流入の抑制が考えられている. しかし, これらはそれぞれ異なる研究者によって示されたもので3つの機序を同時に比較したものはない. 我々はモルモット回腸縦走筋におけるカルバコール(CCh)収縮におけるパパベリンの抑制とこれらの抑制機序の関与を検討した. 1)ミトコンドリア呼吸活性を表すFPox蛍光および収縮張力の1μM CChによる増加に対して, 1~30μMパパベリンは濃度依存性に両者を抑制し, 両者の相関係数は0.97(P |
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ISSN: | 0015-5691 |