新しいてんかんモデルラットNoda epileptic rat(NER)の抗てんかん薬に対する反応性
〔目的〕Noda epileptic rat(NER)はCrj:Wistar ratsコロニーにおいて見いだされた突然変異体で, 約30時間に1回の頻度で自発性に強直間代性けいれんを示す. これまでに我々は, 本動物が音刺激に対し感受性を有することを見いだし, 音刺激primingを行うことによって, 9週齢以降けいれん発作を100%誘発させることに成功している. 本動物は新規抗てんかん薬のスクリーニングに有用か否かを明らかにするために現在用いられている抗てんかん薬に対する感受性を検討した. 〔材料と方法〕けいれん発作の重症度がほぼ一定となる18~31週齢のNERを用いた. 各々5匹ずつのNE...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕Noda epileptic rat(NER)はCrj:Wistar ratsコロニーにおいて見いだされた突然変異体で, 約30時間に1回の頻度で自発性に強直間代性けいれんを示す. これまでに我々は, 本動物が音刺激に対し感受性を有することを見いだし, 音刺激primingを行うことによって, 9週齢以降けいれん発作を100%誘発させることに成功している. 本動物は新規抗てんかん薬のスクリーニングに有用か否かを明らかにするために現在用いられている抗てんかん薬に対する感受性を検討した. 〔材料と方法〕けいれん発作の重症度がほぼ一定となる18~31週齢のNERを用いた. 各々5匹ずつのNERにフェニトイン(PHT;20, 40, 60mg/kg), フェノバルビタール(PB;10, 20mg/kg), カルバマゼピン(CBZ;5, 10mg/kg), ゾニサミド(ZNS;40, 60mg/kg), バルプロ酸(VPA;100, 200mg/kg), ジアゼパム(DZP;0.5, 1mg/kg), トリメサジオン(TMO;100, 200, 300mg/kg), エトサクシミド(ESM;100, 200, 300mg/kg)を腹腔内に投与し, 15分後に音刺激(95dB, 8kHz, 30sec)を与えた. |
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ISSN: | 0015-5691 |