Differential hybridizationスクリーニング法を用いた組織特異的に発現する遺伝子のクローニングと解析:脳と骨芽細胞に特異的に発現する遺伝子OSF-1を中心として

特定の機能や生理活性に注目して, 活性測定法の確立タンパク質の精製, 部分的構造決定, 抗体の作製等から始まり, それをコードする遺伝子のクローニングと構造解析, 遺伝子産物の構造, 機能や発現調節の研究へと, いわば遺伝子発現に対してタンパク質から遺伝子へと逆行的に研究する方法は, 既に古典的とさえ言える分子生物学の応用技術となっている. 他方, 遺伝子のクローニングと構造解析の技術的進歩には著しいものがあり, 画期的技術が数年もすればありふれたものとなって昔日の感さえ与えたものも多くある. 最近では, 遺伝子のクローニングに関する多くの技術がコンピュータ化, 自動化/ロボット化され, さら...

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Veröffentlicht in:日本薬理学雑誌 1993, Vol.102(1), pp.47-52
Hauptverfasser: 橋本, 保, 辻村, 敦, 栗山, 欣彌
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:特定の機能や生理活性に注目して, 活性測定法の確立タンパク質の精製, 部分的構造決定, 抗体の作製等から始まり, それをコードする遺伝子のクローニングと構造解析, 遺伝子産物の構造, 機能や発現調節の研究へと, いわば遺伝子発現に対してタンパク質から遺伝子へと逆行的に研究する方法は, 既に古典的とさえ言える分子生物学の応用技術となっている. 他方, 遺伝子のクローニングと構造解析の技術的進歩には著しいものがあり, 画期的技術が数年もすればありふれたものとなって昔日の感さえ与えたものも多くある. 最近では, 遺伝子のクローニングに関する多くの技術がコンピュータ化, 自動化/ロボット化され, さらにとどまるところを知らぬ勢いでその傾向は進んでいる.
ISSN:0015-5691
1347-8397
DOI:10.1254/fpj.102.47