Xenopus oocyteのacetylcholine及びangiotensin II誘発性電流応答の脱感作現象に及ぼすstaurosporineの影響の相違
Xenopus oocyteのmnscarinic acetylcholine(ACh)及びangiotensin II(AII)受容体はいずれもphosphatidylinositolの加水分解と共役しagonist刺激によりIP_3 産生及び細胞内貯蔵Ca^2+ 放出を介し脱感作性のCl^- 電流を誘発する. これらの電流応答の脱感作の機序及び相違点を明らかにするためproteinkinase C阻害剤staurosporine(SPN)の脱感作に及ぼす影響を検討した. AIIを繰り返し投与した場合反応は初回投与時にのみ認められた. oocyteをSPNで処理すると脱感作は抑制されAII反...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 1991, Vol.98 (6), p.520-520 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | Xenopus oocyteのmnscarinic acetylcholine(ACh)及びangiotensin II(AII)受容体はいずれもphosphatidylinositolの加水分解と共役しagonist刺激によりIP_3 産生及び細胞内貯蔵Ca^2+ 放出を介し脱感作性のCl^- 電流を誘発する. これらの電流応答の脱感作の機序及び相違点を明らかにするためproteinkinase C阻害剤staurosporine(SPN)の脱感作に及ぼす影響を検討した. AIIを繰り返し投与した場合反応は初回投与時にのみ認められた. oocyteをSPNで処理すると脱感作は抑制されAII反応は繰り返し認められた. 一方AChを繰り返し投与した場合, 反応は初回投与により約50%の脱感作を示したがそれ以降の脱感作は軽微であった. oocyteをSPNで処理すると反応は脱感作を示さずACh繰り返し投与により次第に増強した. 同様の感作現象はCaCl_2 を注入した場合にも認められた. phorbol esterは両反応を抑制し, IP_3 誘発性電流はSPN処理の影響を受けなかった. 以上よりoocyteのACh及びAII反応の脱感作にagonist誘発性のPKCの活性化が関与すること及びCa^2+ を介して活性化される何らかの制御系がACh反応をpositiveに調節することが示唆された. |
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ISSN: | 0015-5691 |