ラット白色脂肪細胞膜アドレナリンα_1 .α_2 およびβ受容体の加齢変化
ラット白色脂肪細胞のアドレナリン受容体の加齢による変化をα_1 α_2 βの各受容体において検討した. またα_1 受容体の検討にて「^^3 H」-bunazosin(Bz)を用いその有用性を確かめた. SD雄ラット「6適齢, 約190g(V)及び20週齢, 約490g(λ)」のepididymal脂肪組織を単離し租脂肪細胞膜を調整した. 結合実験には「^^3 H」-Bz, -raowolscine, -CGP12177を用いた. 「^^3 H」Bzの脂肪細胞膜への結合は迅速, 飽和性で可逆的でありstereospecificであり種々の作働薬, 拮抗薬による阻害実験にてα_1 受容体としての...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 1989, Vol.93 (2), p.108-108 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ラット白色脂肪細胞のアドレナリン受容体の加齢による変化をα_1 α_2 βの各受容体において検討した. またα_1 受容体の検討にて「^^3 H」-bunazosin(Bz)を用いその有用性を確かめた. SD雄ラット「6適齢, 約190g(V)及び20週齢, 約490g(λ)」のepididymal脂肪組織を単離し租脂肪細胞膜を調整した. 結合実験には「^^3 H」-Bz, -raowolscine, -CGP12177を用いた. 「^^3 H」Bzの脂肪細胞膜への結合は迅速, 飽和性で可逆的でありstereospecificであり種々の作働薬, 拮抗薬による阻害実験にてα_1 受容体としての特徴を備えていた. (V)および(A)での結合実験でα_1 受容体はBmax=37.0±6.5(V)vs 24.0±3.2(A)^* , α_1 受容体はBmax=19.8±4.9(V)vs. 86.2±19.5(A)^* , β受容体はBmax=69.7±9.7(V)vs, 45.4±13.9(A)^** fmol/mg proteinであった(p<0.01,^++ p<0.005). kd値には変化はなかった. 「^^3 H」Bzはラット脂肪細胞α_1 受容体測定に有用なリガンドであった. α_1 受容体数は加齢ラットにおいて減少を示しα_2 受容体数は加齢にて増加しβ受容体敬は減少しこれらの変化と共に脂肪細胞容積は増大した. この結果は加齢による受容体レベルでのantilipokstie傾向の増大を示唆した. |
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ISSN: | 0015-5691 |