16, 16-Dimethyl-trans-Δ2-prostaglandin E1 methyl ester (ONO-802)の子宮運動に及ぼす影響
「要約」ラットおよびハムスターの子宮運動に及ぼす16, 16-dimethyl-trans-Δ2-prostaglandin E1 methyl ester (ONO-802)の影響を検討した. 妊娠20日目のラットにおいて, ONO-802は静脈内0.2μg/kg, 子宮内0.5ng, 皮下1μg/kgおよび経膣10μg/kg投与により子宮収縮作用を示した. これらの活性強度はPGF2αの100~1,000倍に相当した. 静脈内投与において, PGE1およびPGE2はラットの非妊娠と妊娠2および4日目に一過性収縮の後自動収縮の抑制作用を示し, ハムスターの非妊娠では弛緩作用を示したが, ON...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 1981-10, Vol.78 (4), p.231-238 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要約」ラットおよびハムスターの子宮運動に及ぼす16, 16-dimethyl-trans-Δ2-prostaglandin E1 methyl ester (ONO-802)の影響を検討した. 妊娠20日目のラットにおいて, ONO-802は静脈内0.2μg/kg, 子宮内0.5ng, 皮下1μg/kgおよび経膣10μg/kg投与により子宮収縮作用を示した. これらの活性強度はPGF2αの100~1,000倍に相当した. 静脈内投与において, PGE1およびPGE2はラットの非妊娠と妊娠2および4日目に一過性収縮の後自動収縮の抑制作用を示し, ハムスターの非妊娠では弛緩作用を示したが, ONO-802はラットおよびハムスターとも非妊娠, 妊娠にかかわらずPGF2αと同様収縮作用を示した. ONO-802は, ラットにおいて非妊娠および妊娠初期よりも妊娠8日目以降に収縮感受性が増加し, 妊娠15~21日目までの収縮閾値量に差はなかったが, oxytocinでは妊娠21日目に急激な収縮感受性の増加が認められた. |
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ISSN: | 0015-5691 |