無麻酔ラット血圧におけるdl-Mandelamidine(Olmidine)と他の降圧薬との相互作用
交感神経ニューロン遮断作用を有するdl-Mandelamidine(Olmidine,MA)と他の降圧薬との相互作用を,腹大動脈内へ細いpolycthylene tubeを永続的に埋え込んだラットを用いて,無麻酔下において検討して,つぎの結果を得た.1)交感神経ニューロン遮断薬のguanethidine,利尿降圧薬のhydrochlorothiazideは,MAとの併用により単独投与時におけるよりも強い降圧作用が認められた.2)MAとreserpineとの併用により単独投与時におけるよりも降圧作用は弱くなった.3)交感神経中枢抑制薬のclonidine,自律神経節遮断薬のC6,β-受容体遮断薬...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 1976, Vol.72(3), pp.331-340 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 交感神経ニューロン遮断作用を有するdl-Mandelamidine(Olmidine,MA)と他の降圧薬との相互作用を,腹大動脈内へ細いpolycthylene tubeを永続的に埋え込んだラットを用いて,無麻酔下において検討して,つぎの結果を得た.1)交感神経ニューロン遮断薬のguanethidine,利尿降圧薬のhydrochlorothiazideは,MAとの併用により単独投与時におけるよりも強い降圧作用が認められた.2)MAとreserpineとの併用により単独投与時におけるよりも降圧作用は弱くなった.3)交感神経中枢抑制薬のclonidine,自律神経節遮断薬のC6,β-受容体遮断薬のpropranoion,末梢血管拡張薬のhydralazineなどは,MAとの併用によっても単独投与時の降圧作用とほとんど変化はなかった.心拍数に関しては,MAのみではほとんど変化が認められず,MAとの併用により増加がみられたのはreserpine,C6であり,逆に減少したのはguanethidine,clonidinc,propranolol,hydralazineであった.また,ほとんど変化しなかったのはhydrochlorothiazideであった. |
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ISSN: | 0015-5691 1347-8397 |
DOI: | 10.1254/fpj.72.331 |