Doxepin hydrochlorideの脳波学的研究
「1.緒言」doxepin hydrochloride(doxepin)はdibenzoxepin誘導体の新しい向精神薬で(Fig. 1), 臨床的にはとくに抑うつや不安を主症状とする各種の精神障害の治療に有効であるといわれている(Bergener et al. 1966; Poldinger et al. 1966, Hackett et al. 1967, Krakowski, 1968, Pitts, 1969). 動物実験の結果では抗reserpine作用やamphetamineの作用増強など抗うつ剤としての特徴を示すだけでなく, traquilizerに類似した作用も有することが報告...
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Veröffentlicht in: | 日本薬理学雑誌 1972, Vol.68(6), pp.809-836 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1.緒言」doxepin hydrochloride(doxepin)はdibenzoxepin誘導体の新しい向精神薬で(Fig. 1), 臨床的にはとくに抑うつや不安を主症状とする各種の精神障害の治療に有効であるといわれている(Bergener et al. 1966; Poldinger et al. 1966, Hackett et al. 1967, Krakowski, 1968, Pitts, 1969). 動物実験の結果では抗reserpine作用やamphetamineの作用増強など抗うつ剤としての特徴を示すだけでなく, traquilizerに類似した作用も有することが報告されている(Ribbentrop & Schaumann, 1965, 植木ら, 1972). しかし, 脳の電気的活動に対するdoxepinの作用に関しては研究がきわめて少ない. |
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ISSN: | 0015-5691 1347-8397 |
DOI: | 10.1254/fpj.68.809 |