Citanestの薬理学的研究

「緒言」Citanestは1960年Lofgren等によりAstra社でXylocain(Lidocaine)と同様に合成された新しい局所麻酔薬で, 化学構造は(ο-methyl-α-propylamino propionanilide)でXylocaineと類似しており, ただベンゼン核のアミノ基に対してオルトの位置にメチル基を1個有する点, 側鎖が分岐して不斉炭素原子を有する点, 及びプロピル基を有する2級アミンである点が異なるだけである. その作用についてはすでに動物実験(Astrom and Persson, Wiedling)ならびに人体実験(Eriksson and Gordh,...

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Veröffentlicht in:日本薬理学雑誌 1965/11/20, Vol.61(6), pp.455-461
Hauptverfasser: 植木, 昭和, 河野, 博之, 岩城, 純一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」Citanestは1960年Lofgren等によりAstra社でXylocain(Lidocaine)と同様に合成された新しい局所麻酔薬で, 化学構造は(ο-methyl-α-propylamino propionanilide)でXylocaineと類似しており, ただベンゼン核のアミノ基に対してオルトの位置にメチル基を1個有する点, 側鎖が分岐して不斉炭素原子を有する点, 及びプロピル基を有する2級アミンである点が異なるだけである. その作用についてはすでに動物実験(Astrom and Persson, Wiedling)ならびに人体実験(Eriksson and Gordh, Eriksson, Berling and Bjorn)が行なわれ, 局所麻酔作用は強く毒性の少ない薬剤である事が報告されている.
ISSN:0015-5691
1347-8397
DOI:10.1254/fpj.61.455