小児中枢神経ウイルス感染症の画像診断
「はじめに」 ウイルスに関連する主な小児中枢神経障害としては, 脳炎, 髄膜炎, 脊髄炎, 脊髄根炎, acute disseminated encephalomyelitis (ADEM), 急性脳症などがある. これらは, ウイルスが中枢神経を直接障害するもの(infectious disease)と, 全身のウイルス感染にともなって発生するもの(parainfectious disease)がある. 主に直接障害により引き起こされるものの代表は脳炎と髄膜炎であり, 二次性に引き起こされるものの代表はacute disseminated encephalomyelitis (ADEM),...
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Veröffentlicht in: | 日本小児放射線学会雑誌 2017-03, Vol.33 (1), p.2-13 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 ウイルスに関連する主な小児中枢神経障害としては, 脳炎, 髄膜炎, 脊髄炎, 脊髄根炎, acute disseminated encephalomyelitis (ADEM), 急性脳症などがある. これらは, ウイルスが中枢神経を直接障害するもの(infectious disease)と, 全身のウイルス感染にともなって発生するもの(parainfectious disease)がある. 主に直接障害により引き起こされるものの代表は脳炎と髄膜炎であり, 二次性に引き起こされるものの代表はacute disseminated encephalomyelitis (ADEM), 急性脳症である. しかし, 脳炎とされているものでも二次性に起こった変化の可能性があるものもある. また二次性は機序がわかっていないものも多い. 小児中枢神経障害を引き起こす主なウイルスをTable 1, 2に示す. |
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ISSN: | 0918-8487 |