園川ら“妊娠中に発症した月経随伴性気胸の1例”
月経随伴性気胸は近年「稀少部位子宮内膜症」の1つとして分類されている. 胸腔内に発症する子宮内膜症としては, さらに稀な疾患として月経随伴性喀血があげられる. 子宮内膜組織が遠隔部位に生着する機序としては, 体腔内における細胞の浮遊迷入や血行性転移などの諸説があるが, 明確な根拠を示すことは困難である. 胸腔以外には腸管子宮内膜症, 膀胱・尿管子宮内膜症, 臍部子宮内膜症などが治療困難な子宮内膜症として知られており, 近年診療ガイドラインが発刊されている. 本症例報告では, 既往に月経随伴性気胸のある女性が, 本症を発症しにくいとされている妊娠中に気胸を再発した....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2019/07/25, Vol.41(4), pp.352-353 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 月経随伴性気胸は近年「稀少部位子宮内膜症」の1つとして分類されている. 胸腔内に発症する子宮内膜症としては, さらに稀な疾患として月経随伴性喀血があげられる. 子宮内膜組織が遠隔部位に生着する機序としては, 体腔内における細胞の浮遊迷入や血行性転移などの諸説があるが, 明確な根拠を示すことは困難である. 胸腔以外には腸管子宮内膜症, 膀胱・尿管子宮内膜症, 臍部子宮内膜症などが治療困難な子宮内膜症として知られており, 近年診療ガイドラインが発刊されている. 本症例報告では, 既往に月経随伴性気胸のある女性が, 本症を発症しにくいとされている妊娠中に気胸を再発した. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.41.4_352 |