胸部単純X線写真や胸部CTで見いだせなかった気道異物の1例
背景.歯科異物の種類によっては胸部単純X線写真や胸部CTで指摘しづらい場合もある.症例.80歳女性.近医歯科で処置中に歯科材料が口腔内に落下し行方不明となった.その後咳嗽が続いたが,胸部単純X線写真,胸部CTでは明らかな異物を認めなかった.現病歴より気道異物を疑い,気管支鏡により歯冠補綴物を摘出した.結語.歯科受診後の遷延する咳嗽ではX線透過性の気道異物を鑑別診断に挙げ,気管支鏡検査を行うべきと考えられた....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2018/03/25, Vol.40(2), pp.150-153 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 背景.歯科異物の種類によっては胸部単純X線写真や胸部CTで指摘しづらい場合もある.症例.80歳女性.近医歯科で処置中に歯科材料が口腔内に落下し行方不明となった.その後咳嗽が続いたが,胸部単純X線写真,胸部CTでは明らかな異物を認めなかった.現病歴より気道異物を疑い,気管支鏡により歯冠補綴物を摘出した.結語.歯科受診後の遷延する咳嗽ではX線透過性の気道異物を鑑別診断に挙げ,気管支鏡検査を行うべきと考えられた. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.40.2_150 |