レーザー治療(気管支鏡セミナーより)

「はじめに」 気道狭窄に対するレーザー治療は呼吸困難を訴える患者の症状を改善し得る, 有用な治療法である. また中心型早期肺癌に対する光線力学的治療(photodynamic therapy : PDT)は根治術として有用性が高い. 現在日本レーザー医学会より呼吸器領域の高出力レーザー治療の安全ガイドライン, 早期肺癌を対象としたPDT施行の安全ガイドラインが示されており, また欧米では気管支鏡下治療法に関するERS/ATS Statementが策定され, 施術に際し参考にすべきと考える. 中枢の気道狭窄は(1)内腔腫瘍進展型(intraluminal), (2)気道壁外圧排型(extralu...

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Veröffentlicht in:気管支学 2015/09/25, Vol.37(5), pp.579-581
1. Verfasser: 大谷, 圭志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」 気道狭窄に対するレーザー治療は呼吸困難を訴える患者の症状を改善し得る, 有用な治療法である. また中心型早期肺癌に対する光線力学的治療(photodynamic therapy : PDT)は根治術として有用性が高い. 現在日本レーザー医学会より呼吸器領域の高出力レーザー治療の安全ガイドライン, 早期肺癌を対象としたPDT施行の安全ガイドラインが示されており, また欧米では気管支鏡下治療法に関するERS/ATS Statementが策定され, 施術に際し参考にすべきと考える. 中枢の気道狭窄は(1)内腔腫瘍進展型(intraluminal), (2)気道壁外圧排型(extraluminal)と(3)混合型(mixed)に分類され, 気管支鏡下レーザー治療は主に(1)に対して施行される. 「I. 気管支鏡下レーザー治療」 「1. 高出力レーザー」 レーザー光線の有する高輝度, 収束性に起因する高出力を利用して組織を熱凝固・蒸散(焼灼・昇華)させる治療法である.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.37.5_579