気道ステント挿入時のコツとピットフォール(気管支鏡セミナーより)
[I. はじめに] 中枢気道病変に対するステント療法は唯一の救命手段であり, その施行に際して失敗は許されず, 細心の注意と確固たる技術が要求される. 硬性鏡下のステント留置は緊急または準緊急である場合が多いので, 麻酔科と密に連絡して施設の医療環境に適したマニュアルを作成しておくべきである. このセミナーでは自施設での経験を基に, 硬性鏡の挿入, シリコンステントの留置から留置後の管理に関して, そのコツとピットフォールについて述べる. 金属ステントやハイブリッドステントに関しての留置経験は少ないので今回は省略する. [II. 硬性鏡挿管準備] 1. 上喉頭神経ブロック (1)手技: 迷走神...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2014/09/25, Vol.36(5), pp.535-537 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | [I. はじめに] 中枢気道病変に対するステント療法は唯一の救命手段であり, その施行に際して失敗は許されず, 細心の注意と確固たる技術が要求される. 硬性鏡下のステント留置は緊急または準緊急である場合が多いので, 麻酔科と密に連絡して施設の医療環境に適したマニュアルを作成しておくべきである. このセミナーでは自施設での経験を基に, 硬性鏡の挿入, シリコンステントの留置から留置後の管理に関して, そのコツとピットフォールについて述べる. 金属ステントやハイブリッドステントに関しての留置経験は少ないので今回は省略する. [II. 硬性鏡挿管準備] 1. 上喉頭神経ブロック (1)手技: 迷走神経の上喉頭神経を浸潤麻酔する(麻酔科に依頼). (2)目的: 硬性鏡挿管と維持を補助するためで声帯の動きには影響しない. 2. ミニトラックII (Mini-Trach II(R))の挿入(気管~分岐部病変の場合) |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.36.5_535 |