22. 気管支鏡にて摘出しえた気管支内過誤腫の1例(第139回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

76歳の男性. 咳嗽, 血痰を主訴に前医受診. 精査の結果気管支良性腫瘍が疑われ, 当科紹介となった. 気管支鏡にて観察したところ, 左下葉支をほぼ閉塞する腫瘍を認めた. 気管支鏡下にエタノール注入を繰り返すことで, 腫瘍の全貌が明らかとなった. 広基性の腫瘍であったが, スネアリングにて腫瘍を摘出しえた. 病理組織検査の結果は. 気管支内過誤腫の診断であった. 気管支発生の過誤腫の摘出は, 硬性鏡を用いた方法が一般的である. 今回, 気管支鏡下に広基性の気管支内過誤腫を摘出しえた1例を経験したので, 文献的考察を加え報告する....

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Veröffentlicht in:気管支学 2012/03/25, Vol.34(2), pp.198
Hauptverfasser: 鎌田, 稔子, 藤原, 大樹, 高橋, 好行, 飯田, 智彦, 柴, 光年
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:76歳の男性. 咳嗽, 血痰を主訴に前医受診. 精査の結果気管支良性腫瘍が疑われ, 当科紹介となった. 気管支鏡にて観察したところ, 左下葉支をほぼ閉塞する腫瘍を認めた. 気管支鏡下にエタノール注入を繰り返すことで, 腫瘍の全貌が明らかとなった. 広基性の腫瘍であったが, スネアリングにて腫瘍を摘出しえた. 病理組織検査の結果は. 気管支内過誤腫の診断であった. 気管支発生の過誤腫の摘出は, 硬性鏡を用いた方法が一般的である. 今回, 気管支鏡下に広基性の気管支内過誤腫を摘出しえた1例を経験したので, 文献的考察を加え報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.34.2_198_1