19. 気管ステント挿入後の肉芽にマイトマイシン塗布とステロイド局注が有効であった1例(第139回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
78歳男性. 甲状腺乳頭癌に対し甲状腺全摘を施行後, 約3年で中部気管右側のリンパ節再発による気道狭窄症状を呈したためステント目的で当院紹介. 狭窄部に膜付きUltraflexステント(18mm径6cm長)を留置. 留置約半年でステント両側端に肉芽増殖が生じ, 1年後に肉芽の増大を認めたため2011年, 全身麻酔下で肉芽に対しマイトマイシン塗布とステロイド局注を施行した. 術後1カ月後の気管支鏡で肉芽組織の著明な縮小を見たが, 塗布後約半年の経過でごくわずかな肉芽の増大を認めた. 再度本法を施行し現在外来経過観察中であるが, 狭窄症状なく日常生活を送っている....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2012/03/25, Vol.34(2), pp.197 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 78歳男性. 甲状腺乳頭癌に対し甲状腺全摘を施行後, 約3年で中部気管右側のリンパ節再発による気道狭窄症状を呈したためステント目的で当院紹介. 狭窄部に膜付きUltraflexステント(18mm径6cm長)を留置. 留置約半年でステント両側端に肉芽増殖が生じ, 1年後に肉芽の増大を認めたため2011年, 全身麻酔下で肉芽に対しマイトマイシン塗布とステロイド局注を施行した. 術後1カ月後の気管支鏡で肉芽組織の著明な縮小を見たが, 塗布後約半年の経過でごくわずかな肉芽の増大を認めた. 再度本法を施行し現在外来経過観察中であるが, 狭窄症状なく日常生活を送っている. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.34.2_197_3 |