5. EBUS-TBNAにてRadiological N3を否定し手術可能となった1例(第139回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

症例は65歳男性. 検診にて胸部異常陰影を指摘され当科を受診した. 精査により左上葉腺癌cT2aN2M0の診断となった. 導入放射線化学療法にてCDDP+TS-1(R)を2コース, 放射線45Gy施行. 術前評価にFDG-PETを施行し, 新たに対側肺門リンパ節(LN#11s)に集積を認めたため, N3否定のためEBUS-TBNAを施行した. 悪性細胞認めず, ycT2aN2M0の診断にて手術となった. 胸骨正中切開アプローチにてLN#11sを生検し, 迅速にて悪性を再度否定した後, 左上葉切除+ND2a施行. Radiological N3をEBUS-TBNAで否定しえた1例を経験したので報...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2012/03/25, Vol.34(2), pp.194-195
Hauptverfasser: 佐田, 諭己, 米谷, 卓郎, 溝渕, 輝明, 稲毛, 輝長, 森本, 淳一, 坂入, 裕一, 石橋, 史博, 山田, 義人, 岩田, 剛和, 千代, 雅子, 守屋, 康充, 吉田, 成利, 吉野, 一郎, 高橋, 葉子, 中谷, 行雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は65歳男性. 検診にて胸部異常陰影を指摘され当科を受診した. 精査により左上葉腺癌cT2aN2M0の診断となった. 導入放射線化学療法にてCDDP+TS-1(R)を2コース, 放射線45Gy施行. 術前評価にFDG-PETを施行し, 新たに対側肺門リンパ節(LN#11s)に集積を認めたため, N3否定のためEBUS-TBNAを施行した. 悪性細胞認めず, ycT2aN2M0の診断にて手術となった. 胸骨正中切開アプローチにてLN#11sを生検し, 迅速にて悪性を再度否定した後, 左上葉切除+ND2a施行. Radiological N3をEBUS-TBNAで否定しえた1例を経験したので報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.34.2_194_5