17. Induction CRT+右肺下葉切除術を施行後に右主気管支内腔に再発した腫瘍に対する硬性気管支鏡下治療の1例

症例は61歳男性. 主訴は血痰. 58歳時に右肺下葉原発扁平上皮癌に対して術前導入療法(CDDP+DTX 2cycles, concurrent RT 40Gy)後に右肺下葉切除を施行した. 病理病期はpT1bN2M0, IIIAであり治療効果はEflaであった. 術後CDDP+DTX 2cyclesを追加し経過観察中, 血痰が出現したため当科紹介となった. 右主気管支内にポリープ状の腫瘍を認め, FDG-PETでは同部位と右鎖骨上窩リンパ節に取り込みを認めた. 硬性気管支鏡下に腫瘍核出術を施行, 病理組織検査で局所再発と診断した. その後CBDCA+GEM 6cyclesを施行し経過観察中,...

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Veröffentlicht in:気管支学 2011, Vol.33 (5), p.385-385
Hauptverfasser: 高濱誠, 山本良二, 中嶋隆, 森田隆平, 岡田諭志, 多田弘人, 岡田秀明, 駄賀晴子, 武田晃司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は61歳男性. 主訴は血痰. 58歳時に右肺下葉原発扁平上皮癌に対して術前導入療法(CDDP+DTX 2cycles, concurrent RT 40Gy)後に右肺下葉切除を施行した. 病理病期はpT1bN2M0, IIIAであり治療効果はEflaであった. 術後CDDP+DTX 2cyclesを追加し経過観察中, 血痰が出現したため当科紹介となった. 右主気管支内にポリープ状の腫瘍を認め, FDG-PETでは同部位と右鎖骨上窩リンパ節に取り込みを認めた. 硬性気管支鏡下に腫瘍核出術を施行, 病理組織検査で局所再発と診断した. その後CBDCA+GEM 6cyclesを施行し経過観察中, 約10ヵ月後に血痰を認めた. 気管分岐部リンパ節から右中間幹末梢側に突出する腫瘍を認めた. 硬性気管支鏡下に腫瘍核出術を施行し現在TS-1(R)にて治療中である.
ISSN:0287-2137