21.気管・気管支に多発結節性隆起病変を認め診断に苦慮している1例(第137回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

62歳女性. 咳嗽を主訴に受診. 閉塞性換気障害と胸部CTで気管・気管支粘膜の肥厚などを認めた. ANCA陰性, 血算, ACE正常. 気管支鏡検査では気管気管支に浮腫状の多発結節性隆起病変を敷石状に認め, 生検ではリンパ球を中心とした細胞浸潤と小型肉芽腫を認めた. 抗酸菌・真菌, アミロイド沈着や血管炎は認めない. 2.5か月後の気管支鏡では肉眼所見は不変であるが, 病理学的には肉芽腫は消失し, 線維性組織がやや増生していた. 鑑別疾患としてサ症などを検討したが確定診断に至っていない....

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Veröffentlicht in:気管支学 2011/09/25, Vol.33(5), pp.374-375
Hauptverfasser: 矢幅, 美鈴, 川崎, 剛, 市村, 康典, 高田, 由子, 関根, 亜由美, 西村, 倫太郎, 西村, 大樹, 小園, 高明, 櫻井, 隆之, 黒田, 文伸, 坂尾, 誠一郎, 多田, 裕司, 黒須, 克志, 笠原, 靖紀, 田邉, 信宏, 巽, 浩一郎, 滝口, 裕一, 太田, 聡, 中谷, 行雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:62歳女性. 咳嗽を主訴に受診. 閉塞性換気障害と胸部CTで気管・気管支粘膜の肥厚などを認めた. ANCA陰性, 血算, ACE正常. 気管支鏡検査では気管気管支に浮腫状の多発結節性隆起病変を敷石状に認め, 生検ではリンパ球を中心とした細胞浸潤と小型肉芽腫を認めた. 抗酸菌・真菌, アミロイド沈着や血管炎は認めない. 2.5か月後の気管支鏡では肉眼所見は不変であるが, 病理学的には肉芽腫は消失し, 線維性組織がやや増生していた. 鑑別疾患としてサ症などを検討したが確定診断に至っていない.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.33.5_374_6