22.肺腫瘤影で発見され,経過中に胸水と気胸を呈した気管支中心性肉芽腫の1例(第19回 日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会)

肺腫瘤影で発見され, 経過中に胸水貯留と気胸を呈した気管支中心性肉芽腫(Bronchial centric granulomatosis:BCG)の1例を報告する. 症例は, 65歳, 女性. 健康診断で右下肺野に空洞を伴う腫瘤影を指摘され, 気管支鏡検査を施行したが, 確定診断には至らなかった. その後, 腫瘤影が増大し, 胸水貯留を認め, 最終的には気胸を伴ったため, 手術を施行した. 手術にて気管支中心性肉芽腫と診断された. 病変が動脈に及んで閉塞したための凝固壊死による空洞化と, 胸膜への浸潤による胸水貯留, 気胸という, まれな病態であった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2011/05/25, Vol.33(3), pp.199-200
Hauptverfasser: 林, 敏清, 難波, 史代, 岸本, 道博, 矢木, 真一, 玉田, 貞雄, 沖本, 二郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:肺腫瘤影で発見され, 経過中に胸水貯留と気胸を呈した気管支中心性肉芽腫(Bronchial centric granulomatosis:BCG)の1例を報告する. 症例は, 65歳, 女性. 健康診断で右下肺野に空洞を伴う腫瘤影を指摘され, 気管支鏡検査を施行したが, 確定診断には至らなかった. その後, 腫瘤影が増大し, 胸水貯留を認め, 最終的には気胸を伴ったため, 手術を施行した. 手術にて気管支中心性肉芽腫と診断された. 病変が動脈に及んで閉塞したための凝固壊死による空洞化と, 胸膜への浸潤による胸水貯留, 気胸という, まれな病態であった.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.33.3_199_5