26.肺の癌性リンパ管症を契機に発見された前立腺癌の1例(第135回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は68歳男性, 医療機関への受診歴なし. 2009年12月中旬から呼吸困難が出現し, 放置していたが, 次第に増悪したため2010年1月上旬当院初診. 胸部X線, CTでは広義間質陰影を呈し, 経気管支肺生検(TBLB)にて癌性リンパ管症を疑診, 全身CTにて前立腺腫大を認め, TBLBの検体をPSA染色したところ腫瘍組織に一致して濃染し, 前立腺生検にて前立腺癌と診断されたため, 前立腺癌による癌性リンパ管症と診断された. 肺の癌性リンパ管症を契機に前立腺癌が発見されることは稀少であり, 文献的考察を加えて報告する....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2011/03/25, Vol.33(2), pp.133-134 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は68歳男性, 医療機関への受診歴なし. 2009年12月中旬から呼吸困難が出現し, 放置していたが, 次第に増悪したため2010年1月上旬当院初診. 胸部X線, CTでは広義間質陰影を呈し, 経気管支肺生検(TBLB)にて癌性リンパ管症を疑診, 全身CTにて前立腺腫大を認め, TBLBの検体をPSA染色したところ腫瘍組織に一致して濃染し, 前立腺生検にて前立腺癌と診断されたため, 前立腺癌による癌性リンパ管症と診断された. 肺の癌性リンパ管症を契機に前立腺癌が発見されることは稀少であり, 文献的考察を加えて報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.33.2_133_5 |