21.閉塞性肺炎を伴った粘表皮癌の1例(第36回 日本呼吸器内視鏡学会東北支部会)
症例は26歳女性, 発熱のため近医を受診し肺炎の診断で入院した. 右無気肺が改善しないため, 気管支鏡検査を施行したところ右中間幹に腫瘍性病変を認め粘表皮癌の診断となった. 当科へ転院後, 気管支鏡下に可及的に腫瘍摘除を行った. 1週間後の気管支鏡検査で腫瘍は右上葉支を超えて中枢までせり出していたため, 再び可及的に腫瘍を摘除した. 4日後の気管支鏡検査では右気管支に腫瘍を認めず, 中間幹にマイトマイシンを塗布した. 閉塞性肺炎改善後, 右肺中下葉切除術+縦隔リンパ節郭清を行った. 病理組織検査では右肺中下葉に明らかな腫瘍細胞の残存を認めなかった. 術後合併症なく第12病日に退院した....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2010/11/25, Vol.32(6), pp.544 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は26歳女性, 発熱のため近医を受診し肺炎の診断で入院した. 右無気肺が改善しないため, 気管支鏡検査を施行したところ右中間幹に腫瘍性病変を認め粘表皮癌の診断となった. 当科へ転院後, 気管支鏡下に可及的に腫瘍摘除を行った. 1週間後の気管支鏡検査で腫瘍は右上葉支を超えて中枢までせり出していたため, 再び可及的に腫瘍を摘除した. 4日後の気管支鏡検査では右気管支に腫瘍を認めず, 中間幹にマイトマイシンを塗布した. 閉塞性肺炎改善後, 右肺中下葉切除術+縦隔リンパ節郭清を行った. 病理組織検査では右肺中下葉に明らかな腫瘍細胞の残存を認めなかった. 術後合併症なく第12病日に退院した. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.32.6_544_3 |