1.気管切開後の声門下腔狭窄に対するTチューブ挿入法の工夫(第133回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
高度な声門下腔狭窄に対するTチューブ挿入は, Tチューブ自体の屈曲により困難なことが多い. 今回, 我々は, 新たに考案した方法により, 声門下腔狭窄に対して安全, 確実にTチューブを挿入し得た. 症例は, 70歳男性. 2004年, 腹部大動脈瘤破裂の術後, 敗血症を発症し, 気管切開術, 長期人工呼吸管理を施行した. その間, 声門下腔に肉芽形成を生じたため, 同年12月, 当科で声門下腔にTチューブを挿入し, 退院された. 2005年7月, Tチューブを抜去した, 2009年12月, 声門下腔狭窄のため窒息状態となり, 当科に緊急搬送された. 気管切開を施行し気道を確保した上で, 後日,...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2010/09/25, Vol.32(5), pp.470 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 高度な声門下腔狭窄に対するTチューブ挿入は, Tチューブ自体の屈曲により困難なことが多い. 今回, 我々は, 新たに考案した方法により, 声門下腔狭窄に対して安全, 確実にTチューブを挿入し得た. 症例は, 70歳男性. 2004年, 腹部大動脈瘤破裂の術後, 敗血症を発症し, 気管切開術, 長期人工呼吸管理を施行した. その間, 声門下腔に肉芽形成を生じたため, 同年12月, 当科で声門下腔にTチューブを挿入し, 退院された. 2005年7月, Tチューブを抜去した, 2009年12月, 声門下腔狭窄のため窒息状態となり, 当科に緊急搬送された. 気管切開を施行し気道を確保した上で, 後日, Tチューブを再挿入し, 現在, 在宅で生活されている. 気管チューブ, ガイドワイヤー, ロブネルカテーテルを利用したTチューブ挿入方法の詳細を報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.32.5_470_1 |