1.肺癌と活動性肺結核を同時に診断し得た1例(第86回 日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
症例は61歳女性. 2007年7月に肺炎で紹介され入院, 抗生剤投与で軽快し退院したが, 約1カ月後再び陰影の悪化を認めた. 胸部CT上縦隔・肺門リンパ節の腫大と左肺野に粒状影を認めた. 精査目的で気管支鏡検査を施行, 左主気管支生検から扁平上皮癌, 同部の気管支擦過で抗酸菌塗抹陽性, 結核菌PCR陽性から肺結核と診断した. INH, RFP, EB, PZAの4剤による抗結核治療を行ない, 並行してパクリタキセル+カルボプラチンによる抗癌剤治療を開始した. 肺癌と肺結核を同時に診断し得た症例を経験したので報告する....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2010/01/25, Vol.32(1), pp.89 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は61歳女性. 2007年7月に肺炎で紹介され入院, 抗生剤投与で軽快し退院したが, 約1カ月後再び陰影の悪化を認めた. 胸部CT上縦隔・肺門リンパ節の腫大と左肺野に粒状影を認めた. 精査目的で気管支鏡検査を施行, 左主気管支生検から扁平上皮癌, 同部の気管支擦過で抗酸菌塗抹陽性, 結核菌PCR陽性から肺結核と診断した. INH, RFP, EB, PZAの4剤による抗結核治療を行ない, 並行してパクリタキセル+カルボプラチンによる抗癌剤治療を開始した. 肺癌と肺結核を同時に診断し得た症例を経験したので報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.32.1_89_1 |