27.気管支鏡にて確認された気管支動脈瘤の1例(第32回日本呼吸器内視鏡学会九州支部会)

【症例】56歳, 女性. 2005年に職場で大量喀血の既往があるも止血剤のみで軽快していた. 今回片手大の喀血のため精査目的で2009年3月上旬に当科紹介入院となった. 翌日に気管支鏡を施行したところ, 右B 1入口部, 左B 3aに瘤状の病変を認めた. 気管支動脈瘤が疑われ, その翌日に気管支動脈造影を施行したところ, 左右の気管支動脈に多発する動脈瘤を認めた. 喀血の責任病変と考えられたため塞栓術を施行した. 3月中旬に再度気管支鏡施行したが活動性の出血は認めず, 現在外来にて経過観察中である. 気管支動脈瘤は喀血の原因としては稀であり, 若干の文献的考察を含め報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2009/09/25, Vol.31(5), pp.353
Hauptverfasser: 三雲, 大功, 山田, 順子, 坂本, 篤彦, 日高, 孝子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【症例】56歳, 女性. 2005年に職場で大量喀血の既往があるも止血剤のみで軽快していた. 今回片手大の喀血のため精査目的で2009年3月上旬に当科紹介入院となった. 翌日に気管支鏡を施行したところ, 右B 1入口部, 左B 3aに瘤状の病変を認めた. 気管支動脈瘤が疑われ, その翌日に気管支動脈造影を施行したところ, 左右の気管支動脈に多発する動脈瘤を認めた. 喀血の責任病変と考えられたため塞栓術を施行した. 3月中旬に再度気管支鏡施行したが活動性の出血は認めず, 現在外来にて経過観察中である. 気管支動脈瘤は喀血の原因としては稀であり, 若干の文献的考察を含め報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.31.5_353_2