11.悪性黒色腫肺転移の3例(第129回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

悪性黒色腫の肺転移の3症例を経験したので報告する. 症例1は51歳男性. 脳出血で入院した際の胸部X線・CTで右下葉にcoin lesionを認め, 当センター紹介. 気管支鏡検査で右B 10cに黒色の腫瘤を認め, 生検で悪性黒色腫の診断. 問診で, 5年前右膝に出現した黒色の腫瘤を自分で切除したことが判明した. 症例2は57歳男性. 54歳時に悪性黒色腫の手術歴あり. 検診で右中肺野に腫瘤を指摘され当センターを紹介. 気管支鏡検査で右B 4を閉塞する黒色の腫瘤を認め, 胸腔鏡下右肺中葉切除術を施行. 術後病理で悪性黒色腫の肺転移と診断. 症例3は61歳男性. 咳嗽・血痰で受診した前医で肺多発...

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Veröffentlicht in:気管支学 2009/09/25, Vol.31(5), pp.339
Hauptverfasser: 池田, 慧, 馬場, 智尚, 小倉, 高志, 椎原, 淳, 澤田, 哲郎, 澤幡, 美千瑠, 松嶋, 敦, 関根, 朗雅, 土屋, 典子, 榎本, 崇宏, 篠原, 岳, 遠藤, 高広, 橋場, 容子, 西平, 隆一, 小松, 茂, 加藤, 晃史, 萩原, 恵里, 高橋, 宏, 田尻, 道彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:悪性黒色腫の肺転移の3症例を経験したので報告する. 症例1は51歳男性. 脳出血で入院した際の胸部X線・CTで右下葉にcoin lesionを認め, 当センター紹介. 気管支鏡検査で右B 10cに黒色の腫瘤を認め, 生検で悪性黒色腫の診断. 問診で, 5年前右膝に出現した黒色の腫瘤を自分で切除したことが判明した. 症例2は57歳男性. 54歳時に悪性黒色腫の手術歴あり. 検診で右中肺野に腫瘤を指摘され当センターを紹介. 気管支鏡検査で右B 4を閉塞する黒色の腫瘤を認め, 胸腔鏡下右肺中葉切除術を施行. 術後病理で悪性黒色腫の肺転移と診断. 症例3は61歳男性. 咳嗽・血痰で受診した前医で肺多発結節影を指摘され, 気管支鏡検査を行うも確定診断は得られず, 当センター紹介. CTガイド下肺生検で悪性黒色腫の診断. 左頬部の黒色斑が原発巣と考えられた. 肺原発の悪性黒色腫は非常に稀であり, 特徴的な内視鏡所見や病理診断が得られた場合には, 詳細な病歴聴取など原発巣の検索が必要である.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.31.5_339_1