26.脱気療法中に乳糜胸を認めた右自然気胸の1症例(第128回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

右自然気胸で来院した患者に対し脱気療法開始後より乳糜胸水を認めた症例を経験したため報告する. 17歳男性. 脱気療法開始直後より乳糜胸水を認めた. その後1日平均100mlの乳糜胸水がみられた. 肺瘻が持続するため10日後に手術を施行となる. 挿管後に牛乳を胃管より投与するも明らかな乳糜胸水の漏出個所を確認できず. ブラ切除後, フィブリン塊が存在した背側食道壁近傍にPGAシートを貼付し手術を終了した. 術後, 乳糜胸水は持続するも肺瘻がないことから術後3日目にドレナージチューブを抜去. 4日目に退院となる. 1週間後の外来受診時に胸水の貯留を認めてはいない....

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Veröffentlicht in:気管支学 2009/07/25, Vol.31(4), pp.263
Hauptverfasser: 大塚, 雅美, 冨田, 剛志, 保科, 淑子, 遠藤, 直哉, 織井, 恒安, 天神, 敏博, 日置, 正文, 岡本, 淳一, 窪倉, 浩俊, 小泉, 潔, 清水, 一雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:右自然気胸で来院した患者に対し脱気療法開始後より乳糜胸水を認めた症例を経験したため報告する. 17歳男性. 脱気療法開始直後より乳糜胸水を認めた. その後1日平均100mlの乳糜胸水がみられた. 肺瘻が持続するため10日後に手術を施行となる. 挿管後に牛乳を胃管より投与するも明らかな乳糜胸水の漏出個所を確認できず. ブラ切除後, フィブリン塊が存在した背側食道壁近傍にPGAシートを貼付し手術を終了した. 術後, 乳糜胸水は持続するも肺瘻がないことから術後3日目にドレナージチューブを抜去. 4日目に退院となる. 1週間後の外来受診時に胸水の貯留を認めてはいない.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.31.4_263_4