14.脳転移で発症し原発不明であったが後に縦隔リンパ節腫大が出現した小細胞癌の1例(第127回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は74歳男性. 構音障害と軽度の左片麻痺が出現し, 脳神経外科病院受診. 頭部MRIにて, 右前頭葉に径4cmの嚢胞性腫瘤を認め, 生検にて小細胞癌と判明. γナイフで治療した. 当科に転院し原発巣精査を行うも, 胸部CT, PET, 超音波気管支鏡などでも異常を認めなかった. 約6ヵ月後, 経過観察のCTにて#10リンパ節の腫大を認め, TBNAを施行したところ小細胞癌が検出された. 本症例は脳転移で発見された縦隔リンパ節原発の潜在性小細胞癌と考えられるが稀有な症例のため報告する....
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2009/03/25, Vol.31(2), pp.114 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は74歳男性. 構音障害と軽度の左片麻痺が出現し, 脳神経外科病院受診. 頭部MRIにて, 右前頭葉に径4cmの嚢胞性腫瘤を認め, 生検にて小細胞癌と判明. γナイフで治療した. 当科に転院し原発巣精査を行うも, 胸部CT, PET, 超音波気管支鏡などでも異常を認めなかった. 約6ヵ月後, 経過観察のCTにて#10リンパ節の腫大を認め, TBNAを施行したところ小細胞癌が検出された. 本症例は脳転移で発見された縦隔リンパ節原発の潜在性小細胞癌と考えられるが稀有な症例のため報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.31.2_114_3 |