3.多発肺転移を認め経気管支針生検にて診断を得た子宮内膜間質肉腫の1例(第83回日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
症例は48歳女性. 2006年11月子宮筋腫との診断にて単純子宮全摘出術施行. 2007年3月右下肢痛出現, 近医にて鎮痛剤処方されるも症状改善しないため前医受診. 多発骨転移が疑われる陰影を指摘され, 精査目的にて7月に当院整形外科紹介. 精査にて胸部多発陰影を指摘され, 気管支鏡検査目的にて当科紹介. 気管支鏡検査を施行され, 経気管支針生検(transbronchial needle aspiration:TBNA)にて子宮内膜間質肉腫(endometrial stromal sarcoma:ESS)と診断した. ESSは, 子宮体部から発生する悪性腫瘍の約2~5%である子宮肉腫のうちの...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2008/09/25, Vol.30(5), pp.330 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は48歳女性. 2006年11月子宮筋腫との診断にて単純子宮全摘出術施行. 2007年3月右下肢痛出現, 近医にて鎮痛剤処方されるも症状改善しないため前医受診. 多発骨転移が疑われる陰影を指摘され, 精査目的にて7月に当院整形外科紹介. 精査にて胸部多発陰影を指摘され, 気管支鏡検査目的にて当科紹介. 気管支鏡検査を施行され, 経気管支針生検(transbronchial needle aspiration:TBNA)にて子宮内膜間質肉腫(endometrial stromal sarcoma:ESS)と診断した. ESSは, 子宮体部から発生する悪性腫瘍の約2~5%である子宮肉腫のうちの約15~20%とされ比較的稀な疾患である. そのうち約7~28%の症例で肺転移を認めるとの報告がなされている. 今回. われわれはTBNAにて診断を得たESSの1例を経験したため. 若干の文献的考察をふまえて報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.30.5_330_3 |