8.高度の気道狭窄を呈した気管支・肺サルコイドーシスの1症例(第125回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

症例は61歳女性. 主訴は咳嗽. 胸部CTでは両上肺野多発結節と左主気管支の狭窄を認めた. 気管支鏡では気管下部より両気管支にかけて高度な狭窄を認め, 粘膜生検で非乾酪性肉芽腫が確認された. 眼科でぶどう膜炎も指摘され, サルコイドーシス(肺・気管支・眼)と診断した. 本症例は比較的中枢側の気道病変による喘息様症状を呈し, 軽快増悪を繰り返した. 気道狭窄を来す疾患としてサルコイドーシスも鑑別にあげる必要がある....

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Veröffentlicht in:気管支学 2008/09/25, Vol.30(5), pp.326-327
Hauptverfasser: 松嶋, 敦, 小倉, 高志, 椎原, 淳, 関根, 朗雅, 土屋, 典子, 篠原, 岳, 馬場, 智尚, 田川, 暁大, 遠藤, 高広, 新行内, 雅代, 十河, 容子, 西平, 隆一, 小松, 茂, 萩原, 恵里, 加藤, 晃史, 高橋, 宏, 矢澤, 卓也, 武村, 民子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例は61歳女性. 主訴は咳嗽. 胸部CTでは両上肺野多発結節と左主気管支の狭窄を認めた. 気管支鏡では気管下部より両気管支にかけて高度な狭窄を認め, 粘膜生検で非乾酪性肉芽腫が確認された. 眼科でぶどう膜炎も指摘され, サルコイドーシス(肺・気管支・眼)と診断した. 本症例は比較的中枢側の気道病変による喘息様症状を呈し, 軽快増悪を繰り返した. 気道狭窄を来す疾患としてサルコイドーシスも鑑別にあげる必要がある.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.30.5_326_8