超音波診断(中心・末梢)(気管支鏡セミナーより)
「はじめに」気管支鏡を用いた超音波に対して, 近年多くの臨床医が関心を寄せている. 中枢気道への超音波の導入は気管支鏡の視野を超えてより深いところ, 粘膜の下や気管支壁の外にあるものの観察を可能にした. 特に中枢気道領域では1993年Beckerら1がradial typeの細径プローブにバルーンシースを装着する方法を開始して以来, その臨床応用は飛躍的に発展した. また近年ではconvex typeの機器が開発され, 縦隔リンパ節穿刺などによい成績を上げている2-5. 一方肺末梢領域においても, radial typeのガイドシースを装着した細径プローブを用いて, 病変の存在部位を確認して経...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2008/09/25, Vol.30(5), pp.282-292 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」気管支鏡を用いた超音波に対して, 近年多くの臨床医が関心を寄せている. 中枢気道への超音波の導入は気管支鏡の視野を超えてより深いところ, 粘膜の下や気管支壁の外にあるものの観察を可能にした. 特に中枢気道領域では1993年Beckerら1がradial typeの細径プローブにバルーンシースを装着する方法を開始して以来, その臨床応用は飛躍的に発展した. また近年ではconvex typeの機器が開発され, 縦隔リンパ節穿刺などによい成績を上げている2-5. 一方肺末梢領域においても, radial typeのガイドシースを装着した細径プローブを用いて, 病変の存在部位を確認して経気管支的生検のガイドとして用いたり(EBUS-GS法)6-8, さらには質的診断の試みもなされている6,9. 「中枢気道領域への応用」I)radial type 1)機器 中枢気道への超音波の応用は1990年代初めから試みられていたが, 初期は空気に阻まれて非常に限られた視野しか得られなかった. 1993年Beckerら1がradial typeの細径プローブにバルーンシースを装着する方法を開始して以来, その臨床応用は発展した. 中枢気道へのEBUSの応用は通常, 20MHzの細径プローブにバルーンシースを装着して用いる(図1). |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.30.5_282 |