26. 気管支鏡検査時のミタゾラムによる鎮静の有用性の検討(第16回日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会)

【背景】気管支鏡検査は内視鏡検査の中で特に苦痛を伴うものであり, 鎮静の工夫を行い検査すべきである. その考えのもと, 近年気管支鏡検査中の鎮静にミタゾラムが広く使用されるようになってきた. 【目的】ミタゾラムの鎮静効果検討のため各症例の臨床的背景や検査時, 検査後の苦痛度をアンケートにて検討した. 【対象】2007年4月より気管支鏡検査の際, 本人の希望によりミタゾラムによる麻酔かヒドロキシジンによる鎮静かを選択し, 上記2群に対し術後アンケートを行った. アンケート回答可能であった100症例を対象とした. 【結果】両拳とも検査中, 検査後を通じて重篤な副作用は認めなかった. ヒドロキシジン...

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Veröffentlicht in:気管支学 2008/05/25, Vol.30(3), pp.161-162
Hauptverfasser: 稲山, 真美, 大塚, 晋作, 町田, 久典, 畠山, 暢生, 元木, 徳治, 大串, 文隆, 日野, 弘之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【背景】気管支鏡検査は内視鏡検査の中で特に苦痛を伴うものであり, 鎮静の工夫を行い検査すべきである. その考えのもと, 近年気管支鏡検査中の鎮静にミタゾラムが広く使用されるようになってきた. 【目的】ミタゾラムの鎮静効果検討のため各症例の臨床的背景や検査時, 検査後の苦痛度をアンケートにて検討した. 【対象】2007年4月より気管支鏡検査の際, 本人の希望によりミタゾラムによる麻酔かヒドロキシジンによる鎮静かを選択し, 上記2群に対し術後アンケートを行った. アンケート回答可能であった100症例を対象とした. 【結果】両拳とも検査中, 検査後を通じて重篤な副作用は認めなかった. ヒドロキシジンを選択した群では, 検査が苦痛であったと回答した症例は70%であったが, ミタゾラムを使用した群では20%であった. 検査の苦痛度, 再検査の受容に関してミタゾラム群が有意に優れていた. 【結語】ミタゾラムは気管支鏡検査において患者の苦痛を軽減するのに有効かつ安全な鎮静剤であると考えられた.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.30.3_161_5