6. 回収ネットが摘出に有用であった気管支異物の1例(第123回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

74歳男性. 歯科医院で治療中歯冠を誤嚥, 6日後から発熱・咳嗽出現, 翌日近医受診し, 胸部X線で左下肺野に異物陰影を認め当科紹介. 同日局所麻酔下気管支鏡による異物除去術を施行. 左B9+10内に歯冠が装着面を中枢に向け嵌入し, 周囲に肉芽形成を認めた. ワニ口鉗子およびFogartyカテーテルを用い受動させた. 摘出の際, 歯冠が反転し把持するのが困難となったが, 消化器内視鏡用の回収ネット(オリンパスメディカルシステムズ社製)を用い包み込むことで容易に摘出することが出来た. 気管支異物の摘出の際, 回収ネットは有用であった....

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Veröffentlicht in:気管支学 2008/03/25, Vol.30(2), pp.106
Hauptverfasser: 山仲, 一輝, 坂本, 和裕, 椎野, 王久, 山川, 泰, 椿原, 基史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:74歳男性. 歯科医院で治療中歯冠を誤嚥, 6日後から発熱・咳嗽出現, 翌日近医受診し, 胸部X線で左下肺野に異物陰影を認め当科紹介. 同日局所麻酔下気管支鏡による異物除去術を施行. 左B9+10内に歯冠が装着面を中枢に向け嵌入し, 周囲に肉芽形成を認めた. ワニ口鉗子およびFogartyカテーテルを用い受動させた. 摘出の際, 歯冠が反転し把持するのが困難となったが, 消化器内視鏡用の回収ネット(オリンパスメディカルシステムズ社製)を用い包み込むことで容易に摘出することが出来た. 気管支異物の摘出の際, 回収ネットは有用であった.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.30.2_106_1