11. 同時多発肺癌と考えられた扁平上皮癌の1例(第34回日本呼吸器内視鏡学会中部支部会)

症例は68歳, 男性. 2007年3月乾性咳嗽を主訴に近医受診. 胸部X線上, 左上肺野に腫瘤影を指摘され当院紹介された. 胸部CTにて左S1+2に32×30mmの腫瘤影と左上葉支の狭窄, 縦隔リンパ節腫大を認めた. BFSにて左上葉支入口部に結節型病変を認め, TBBBにて扁平上皮癌が検出された. また末梢病変の擦過細胞診より扁平上皮癌が検出された. よって, 同時多発癌が考えられた. 治療はweekly CBDCA+PTX conc TRTの後, monthly CBDCA+PTXを行い, PRが得られたので報告する....

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Veröffentlicht in:気管支学 2008/03/25, Vol.30(2), pp.103
Hauptverfasser: 古川, 華子, 進藤, 丈, 安藤, 守秀, 安部, 崇, 伸, 健浩, 山下, 良
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は68歳, 男性. 2007年3月乾性咳嗽を主訴に近医受診. 胸部X線上, 左上肺野に腫瘤影を指摘され当院紹介された. 胸部CTにて左S1+2に32×30mmの腫瘤影と左上葉支の狭窄, 縦隔リンパ節腫大を認めた. BFSにて左上葉支入口部に結節型病変を認め, TBBBにて扁平上皮癌が検出された. また末梢病変の擦過細胞診より扁平上皮癌が検出された. よって, 同時多発癌が考えられた. 治療はweekly CBDCA+PTX conc TRTの後, monthly CBDCA+PTXを行い, PRが得られたので報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.30.2_103_6