25. 気道病変を繰り返したWegener肉芽腫症の1例(第120回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

症例は62歳, 男性. 2002年9月より鼻出血, 発熱, 体重減少が出現. 11月当院受診し, 粘膜生検による壊死性肉芽腫所見, 肺内多発結節影PR3-ANCA陽性より限局型のWegener肉芽腫症と診断した. ステロイド, シクロホスファミドによる治療を開始し, 病態は改善‐その後, 減量経過観察中の2003年12月に右中下葉の気管支, 2004年12月に声門直下部, 2006年12月に右主気管支でそれぞれ狭窄が出現したが, いずれもステロイドの増量等により狭窄は改善を認めた. Wegener肉芽腫の再燃時には, 気道病変を反復する症例があり, 注意する必要がある....

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Veröffentlicht in:気管支学 2007/05/25, Vol.29(3), pp.210
Hauptverfasser: 後藤, 秀人, 綿貫, 祐司, 宮沢, 直幹, 工藤, 誠, 井上, 聡, 岳野, 光洋, 石ヶ坪, 良明, 金子, 猛
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例は62歳, 男性. 2002年9月より鼻出血, 発熱, 体重減少が出現. 11月当院受診し, 粘膜生検による壊死性肉芽腫所見, 肺内多発結節影PR3-ANCA陽性より限局型のWegener肉芽腫症と診断した. ステロイド, シクロホスファミドによる治療を開始し, 病態は改善‐その後, 減量経過観察中の2003年12月に右中下葉の気管支, 2004年12月に声門直下部, 2006年12月に右主気管支でそれぞれ狭窄が出現したが, いずれもステロイドの増量等により狭窄は改善を認めた. Wegener肉芽腫の再燃時には, 気道病変を反復する症例があり, 注意する必要がある.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.29.3_210_3