気管支内腔にポリープ状に突出して認められたinflammatory myofibroblastic tumor(炎症性筋線維芽細胞腫瘍)の1例

背景.気管支内腔にポリープ状に突出して認められたinflammatory myofibroblastic tumor(炎症性筋線維芽細胞腫瘍)の1例を報告する.症例.36歳,男性.胸部単純X線写真上,右上肺野に異常影を指摘された.胸部CTでは右肺上葉(S^2)に2cm大の結節影が認められt,B^2_b気管支は結節による閉塞が疑われた.気管支鏡では右B^2_b気管支入口部にポリープ状腫瘤の露出が認められ,B^2_bはほぼ閉塞していた.右上葉切除術が施行され,炎症性筋線維芽細胞腫瘍と診断された.結論.炎症性筋線維芽細胞腫瘍は孤立性の腫瘤という,画像所見からは鑑別診断が多様となり診断困難なものである...

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Veröffentlicht in:気管支学 2007/01/25, Vol.29(1), pp.46-49
Hauptverfasser: 国弘, 佳枝, 松本, 常男, 粟屋, ひとみ, 河村, 武郎, 田中, 伸幸, 三浦, 剛史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景.気管支内腔にポリープ状に突出して認められたinflammatory myofibroblastic tumor(炎症性筋線維芽細胞腫瘍)の1例を報告する.症例.36歳,男性.胸部単純X線写真上,右上肺野に異常影を指摘された.胸部CTでは右肺上葉(S^2)に2cm大の結節影が認められt,B^2_b気管支は結節による閉塞が疑われた.気管支鏡では右B^2_b気管支入口部にポリープ状腫瘤の露出が認められ,B^2_bはほぼ閉塞していた.右上葉切除術が施行され,炎症性筋線維芽細胞腫瘍と診断された.結論.炎症性筋線維芽細胞腫瘍は孤立性の腫瘤という,画像所見からは鑑別診断が多様となり診断困難なものであるが,気管・気管支発生のポリープ状腫瘤の場合,念頭に置くべき疾患であると考えられた.(気管支学. 2007;29:46-49)
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.29.1_46