6.TBLBで血管炎を認めたSLEの1例(第116回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

症例は41歳男性. SLE, ループス腎炎の診断で, 他院でPrednisolone7. 5mgの投与中であった. 検診の胸部X線で, 右中肺野の浸潤影を指摘. 胸部CTでは, 右中葉に一部気腔をともなうconsolidationを認めた. 同院で抗生剤投与されるも改善なく, 当科受診. 経気管支肺生検(TBLB)を行い, 肺構造の破壊を伴う高度, びまん性の炎症細胞浸潤, 線維化があり, 一部にリンパ球主体の血管炎の所見を認めた. TBLBで血管炎の所見を認めることは比較的まれである. TBLBで診断可能であった, 血管炎を伴なう肺病変を呈したSLEの1例を経験したので報告する....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2006/05/25, Vol.28(4), pp.324-325
Hauptverfasser: 釼持, 広知, 中村, 万里, 小倉, 高志, 小林, 慎一郎, 篠原, 岳, 遠藤, 高広, 田川, 暁大, 小澤, 聡子, 西平, 隆一, 綿貫, 祐司, 高橋, 宏, 下山田, 博明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:症例は41歳男性. SLE, ループス腎炎の診断で, 他院でPrednisolone7. 5mgの投与中であった. 検診の胸部X線で, 右中肺野の浸潤影を指摘. 胸部CTでは, 右中葉に一部気腔をともなうconsolidationを認めた. 同院で抗生剤投与されるも改善なく, 当科受診. 経気管支肺生検(TBLB)を行い, 肺構造の破壊を伴う高度, びまん性の炎症細胞浸潤, 線維化があり, 一部にリンパ球主体の血管炎の所見を認めた. TBLBで血管炎の所見を認めることは比較的まれである. TBLBで診断可能であった, 血管炎を伴なう肺病変を呈したSLEの1例を経験したので報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.28.4_324_6