5.気管支隆起性病変を認めたサルコイドーシスの1例(第116回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)

症例は59歳の女性. 2005年4月, 視力障害を訴え, 近医眼科受診緑内障としてフォローされていたが, 同年7月, 精査目的に, 当院眼科受診, ブドウ膜炎, 続発性緑内障と診断された. 両膝に赤褐色の皮疹, 胸部X線, CT上, 縦隔, 両側肺門リンパ節の腫大みられ, サルコイドーシスが疑われ, 8月, 当科入院となった. 気管支鏡検査では, 粘膜に血管増生みられ, 左B8入口部にポリープ状病変を認め, 同部からの生検にて類上皮肉芽腫が検出された. BALでは, リンパ球比率, CD4/CD8の上昇を認めた. 以上より, サルコイドーシスと診断した. サルコイドーシスの気管支隆起性病変は稀...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2006/05/25, Vol.28(4), pp.324
Hauptverfasser: 斉藤, 均, 花田, 豪郎, 児島, 剛太郎, 石井, 正紀, 河野, あゆみ, 岡田, 徹, 馬場, 久美子, 楢戸, 律子, 金子, 和代, 上鶴, 里央子, 榎本, 達治, 渋谷, 泰寛, 中村, 清一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は59歳の女性. 2005年4月, 視力障害を訴え, 近医眼科受診緑内障としてフォローされていたが, 同年7月, 精査目的に, 当院眼科受診, ブドウ膜炎, 続発性緑内障と診断された. 両膝に赤褐色の皮疹, 胸部X線, CT上, 縦隔, 両側肺門リンパ節の腫大みられ, サルコイドーシスが疑われ, 8月, 当科入院となった. 気管支鏡検査では, 粘膜に血管増生みられ, 左B8入口部にポリープ状病変を認め, 同部からの生検にて類上皮肉芽腫が検出された. BALでは, リンパ球比率, CD4/CD8の上昇を認めた. 以上より, サルコイドーシスと診断した. サルコイドーシスの気管支隆起性病変は稀であり, 文献的考察を含め報告する.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.28.4_324_5