7. 再発時に特異な気管支内病変を認めたHodgkin病の1例(第113回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は66歳女性. 55歳時にIBL like T cell lymphomaを指摘され当院血液内科で化学療法施行し完全寛解にあった. 64歳時に咽頭病変出現し, atypical lymphoid cell認めたが自然消退した(後にHodgkin病と判明). 65歳時(2004年7月), 肝脾病変指摘され, 脾摘によりHodgkin病と診断. 外来で化学療法中, 2004年12月頃より風邪様の咳嗽, 喘鳴が消長していたため当科受診. 胸部X線写真上左主気管支の狭窄, 左肺門部浸潤影を認めた. CT上左主気管支〜肺門部にかけて, 気管支周囲に沿うような軟部組織陰影を認めたため, 気管支鏡検査を...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2005/07/25, Vol.27(5), pp.420 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例は66歳女性. 55歳時にIBL like T cell lymphomaを指摘され当院血液内科で化学療法施行し完全寛解にあった. 64歳時に咽頭病変出現し, atypical lymphoid cell認めたが自然消退した(後にHodgkin病と判明). 65歳時(2004年7月), 肝脾病変指摘され, 脾摘によりHodgkin病と診断. 外来で化学療法中, 2004年12月頃より風邪様の咳嗽, 喘鳴が消長していたため当科受診. 胸部X線写真上左主気管支の狭窄, 左肺門部浸潤影を認めた. CT上左主気管支〜肺門部にかけて, 気管支周囲に沿うような軟部組織陰影を認めたため, 気管支鏡検査を施行. 左右の気管支は浮腫状であり, 黄〜白色の腫瘍を疑わせる病変も認めた. 左上葉支は著明に狭窄し, 右B4は閉塞していた. 生検によりHodgkin病と診断された. 気管支に沿って広がるHodgkin病はまれであり, 文献的考察を加えて報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.27.5_420_2 |