2.当院における気管支鏡検査の役割(第76回日本呼吸器内視鏡学会近畿支部会)
最近, 胸部CTの頻度が増加し胸部レントゲン写真では認識できない小腫瘤やGGOが指摘されるようになったが, 従来の気管支鏡下肺生検では診断が困難な場合も少なくない. こういった症例には肺癌も含まれており, CTガイド下肺生検の必要性が高まってきた. 当院では従来は気管支鏡に透視を併用した肺生検主体に行っていたが最近はCT下肺生検を行う症例が増加している. CTガイド下肺生検は1997年1月に開始し当初年間27例であったが2003年には76例と急速に増加している. 気管支鏡は1997年の年間178例から2003年の145例へと減少傾向を示しているが, このうち生検数は年間50例前後であまり変動は...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2005/01/25, Vol.27(1), pp.83 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 最近, 胸部CTの頻度が増加し胸部レントゲン写真では認識できない小腫瘤やGGOが指摘されるようになったが, 従来の気管支鏡下肺生検では診断が困難な場合も少なくない. こういった症例には肺癌も含まれており, CTガイド下肺生検の必要性が高まってきた. 当院では従来は気管支鏡に透視を併用した肺生検主体に行っていたが最近はCT下肺生検を行う症例が増加している. CTガイド下肺生検は1997年1月に開始し当初年間27例であったが2003年には76例と急速に増加している. 気管支鏡は1997年の年間178例から2003年の145例へと減少傾向を示しているが, このうち生検数は年間50例前後であまり変動はない. 全体の確定診断数の増加はCT下生検の増加によるものであった. CT下肺生検はBACを含めた末梢小型肺癌の診断に有用であり, 更なる検討が必要と思われた. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.27.1_83_2 |