縦隔鏡と胸腔鏡の共同使用 : 肺癌病期診断における有用性(<ミニ特集>縦隔鏡)

縦隔鏡と胸腔鏡の共同使用は,その安全性が報告されているが,汎用されていない.肺癌の病理学的診断はできうる限り正確になされるべきであり,(1)縦隔と胸腔両方に病変が存在する場合,(2)腫瘍マーカーが高値で,画像診断から判断した臨床病期よりも病理病期が進行している可能性が高い症例や(3)術前導入療法を施行した肺癌がこの方法の良い適応と考えられる.縦隔鏡と胸腔鏡の共同使用適応の理論的根拠とその方法について概説した....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2004/07/25, Vol.26(5), pp.420-424
Hauptverfasser: 澤端, 章好, 前田, 元
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:縦隔鏡と胸腔鏡の共同使用は,その安全性が報告されているが,汎用されていない.肺癌の病理学的診断はできうる限り正確になされるべきであり,(1)縦隔と胸腔両方に病変が存在する場合,(2)腫瘍マーカーが高値で,画像診断から判断した臨床病期よりも病理病期が進行している可能性が高い症例や(3)術前導入療法を施行した肺癌がこの方法の良い適応と考えられる.縦隔鏡と胸腔鏡の共同使用適応の理論的根拠とその方法について概説した.
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.26.5_420