局所麻酔下胸腔鏡診療 : 悪性胸膜中皮腫を中心に(<特集>局所麻酔下に行う胸腔鏡診療の臨床的意義)

局所麻酔下胸腔鏡は胸膜疾患の診断に用いられ,その有用性を述べた報告は多い.悪性胸膜中皮腫は胸水細胞診のみでは確定診断が困難であり,同検査が有用な疾患である.胸腔鏡肉眼所見では隆起性病変の色調や胸膜肥厚などで特徴的な所見を呈し,病理組織診で免疫染色や電子顕微鏡を用いることで,肺腺癌に伴う癌性胸膜炎や結核性胸膜炎などの胸水貯留疾患との鑑別が可能となる.(気管支学.2004;26:331-336)...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2004/05/25, Vol.26(4), pp.331-336
Hauptverfasser: 松石, 純, 成島, 道昭, 鈴木, 一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:局所麻酔下胸腔鏡は胸膜疾患の診断に用いられ,その有用性を述べた報告は多い.悪性胸膜中皮腫は胸水細胞診のみでは確定診断が困難であり,同検査が有用な疾患である.胸腔鏡肉眼所見では隆起性病変の色調や胸膜肥厚などで特徴的な所見を呈し,病理組織診で免疫染色や電子顕微鏡を用いることで,肺腺癌に伴う癌性胸膜炎や結核性胸膜炎などの胸水貯留疾患との鑑別が可能となる.(気管支学.2004;26:331-336)
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.26.4_331