腔内超音波ガイド下TBNA:超音波内視鏡と細径超音波プローブとの比較検討

シングルチャネル気管支鏡を使用した細径超音波プローブ(ultrasotmd probe:US-P)ガイド下TBNA(S群)とダブルチャネル気管支鏡を使用したUS-Pガイド下TBNA(D群)と超音波内視鏡(EUS)を使用したTBNA3群間の比較検討を行った. 【対象】縦隔/肺門リンパ節腫大を有する75名をS群25例, D群30例, EUS群20例に分けて検査を実施. 【方法】S群:穿刺部位を決定後, 鉗子チャネルからUS-Pを抜いて, TBNAカテーテルを挿入しTBNA(19ゲージ)を実施. D群:US-PとTBNAカテーテルを同時に気管支鏡に挿入し, 病変内の針(19ゲージ)を確認後, TBN...

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Hauptverfasser: 叶康司, 栗本典昭, 宮澤輝臣, 岩本康男, 宮津由香, 石田敦子, 河野修興
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:シングルチャネル気管支鏡を使用した細径超音波プローブ(ultrasotmd probe:US-P)ガイド下TBNA(S群)とダブルチャネル気管支鏡を使用したUS-Pガイド下TBNA(D群)と超音波内視鏡(EUS)を使用したTBNA3群間の比較検討を行った. 【対象】縦隔/肺門リンパ節腫大を有する75名をS群25例, D群30例, EUS群20例に分けて検査を実施. 【方法】S群:穿刺部位を決定後, 鉗子チャネルからUS-Pを抜いて, TBNAカテーテルを挿入しTBNA(19ゲージ)を実施. D群:US-PとTBNAカテーテルを同時に気管支鏡に挿入し, 病変内の針(19ゲージ)を確認後, TBNAを実施. EUS:病変を確認後, TBNA針(22ゲージ)を穿刺し吸引. 【成績】D群は, 針が高エコー点として病変内に確認できた. EUSは, 針全体が病変内で線状高エコーとして描出できた. 組織診断率:S群68%, D群79%, EUS群40%. 細胞診+組織診断率:S群76%, D群97%, EUS群75%(p<0.05). 【結論】D群では19ゲージ針を使用したため検体回収率がよく, 診断率が有意に高い結果になったと考えられた. EUSでは穿刺時の針確認のみならず, 吸引時の動きも観察でき真のリアルタイムガイダンスであり有用な方法である. 穿刺回数の増加や迅速細胞診の併用や太い針の改良で診断率の向上が望まれる.
ISSN:0287-2137