16.気管支カルチノイドに対し経気管支スネア及び右袖状中葉切除術を施行した1例(第106回日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
75歳女性. OMI, DMにて近医通院中, 胸部CTにて右中間気管支幹内に腫瘤影を指摘された気管支鏡検査にて, 右中間気管支幹をほほ閉塞する表面平滑な腫瘍を認め, 経気管支生検にて定型的カルチノイドの診断を得た. スネアリングによる腫瘍摘出を行い右中葉枝入口部発生の腫瘍であることを確認した. 気管支鏡下超音波診断では腫瘍の壁外浸潤は認められなかった. CT上リンパ節腫脹もないことより, cT1N0M0 stage IAにて, 右中葉袖状切除術を施行した. 術後経過は良好で, 吻合部の創傷治癒にも問題なかった. 病理所見では, スネアリングによりほぼ腫瘍は摘出されており, 気管支壁外への浸潤も...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2003/11/25, Vol.25(7), pp.589 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 75歳女性. OMI, DMにて近医通院中, 胸部CTにて右中間気管支幹内に腫瘤影を指摘された気管支鏡検査にて, 右中間気管支幹をほほ閉塞する表面平滑な腫瘍を認め, 経気管支生検にて定型的カルチノイドの診断を得た. スネアリングによる腫瘍摘出を行い右中葉枝入口部発生の腫瘍であることを確認した. 気管支鏡下超音波診断では腫瘍の壁外浸潤は認められなかった. CT上リンパ節腫脹もないことより, cT1N0M0 stage IAにて, 右中葉袖状切除術を施行した. 術後経過は良好で, 吻合部の創傷治癒にも問題なかった. 病理所見では, スネアリングによりほぼ腫瘍は摘出されており, 気管支壁外への浸潤も認められなかった. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.25.7_589_5 |