悪性腫瘍による気道狭窄に対するアルゴンプラズマ凝固(APC)の使用経験

アルゴンプラズマ凝固を用いた内視鏡下での治療は1990年台後半より, 主に消化器領域の止血で使用されてきた. アルゴンプラズマ凝固はその特性から, 組織と電極が直接接触しない状態で, 浅く均一な凝固が得られ, また同軸方向だけでなく放射状に凝固が可能であるなど, 様々な利点がある. 今回, 当院でも肺癌により気道狭窄をきたした患者2例に対して, アルゴンプラズマ凝固を使用した. 気道確保に有用であっただけでなく, 合併症や技術面からも優れていると考えられたため, その使用経験を報告する....

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Hauptverfasser: 納谷玲子, 桜井稔泰, 大西尚, 藤山理世, 冨岡洋海, 多田公英, 坂本廣子, 岩崎博信
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:アルゴンプラズマ凝固を用いた内視鏡下での治療は1990年台後半より, 主に消化器領域の止血で使用されてきた. アルゴンプラズマ凝固はその特性から, 組織と電極が直接接触しない状態で, 浅く均一な凝固が得られ, また同軸方向だけでなく放射状に凝固が可能であるなど, 様々な利点がある. 今回, 当院でも肺癌により気道狭窄をきたした患者2例に対して, アルゴンプラズマ凝固を使用した. 気道確保に有用であっただけでなく, 合併症や技術面からも優れていると考えられたため, その使用経験を報告する.
ISSN:0287-2137