腎細胞癌の術後12年目に気管支内腔転移で再発し, 同部位にアスペルギルス感染を併発した1例

症例は67歳, 男性. 1988年7月左腎細胞癌に対し左腎摘出術を施行し, 再発なく経過していた. 2000年9月に血痰があり, 2001年1月より右下側臥位で喘鳴を自覚するようになったため, 2月に当科を受診. 胸部CTで右B^6 内腔の腫瘤性病変を疑われ, 気管支鏡で右B^6 を閉塞する腫瘤を認めた. 生検では腎細胞癌の気管支腔内転移およびアスペルギルス感染を認め, 3月に胸腔鏡下右下葉部分切除術を施行した. 術後はINFの投与を継続しており再発は認めていない....

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Hauptverfasser: 川畑雅照, 坂本晋, 岸一馬, 坪井永保, 成井浩司, 本間栄, 中谷龍王, 中田紘一郎, 河野匡, 松下央
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例は67歳, 男性. 1988年7月左腎細胞癌に対し左腎摘出術を施行し, 再発なく経過していた. 2000年9月に血痰があり, 2001年1月より右下側臥位で喘鳴を自覚するようになったため, 2月に当科を受診. 胸部CTで右B^6 内腔の腫瘤性病変を疑われ, 気管支鏡で右B^6 を閉塞する腫瘤を認めた. 生検では腎細胞癌の気管支腔内転移およびアスペルギルス感染を認め, 3月に胸腔鏡下右下葉部分切除術を施行した. 術後はINFの投与を継続しており再発は認めていない.
ISSN:0287-2137